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【NLP用語集】キャリブレーション
人は無意識のうちに発している
非言語サイン(姿勢・視線等様々)があります。
キャリブレーションとは、
そういった非言語サインを客観的に情報収集する手法です。
相手を良く観察し、相手の変化を的確に捉えることは、
NLP手法の基礎となります。
特にセラピスト等、相手の症状を元に働きかけを行う仕事は、
こういった変化に敏感なることがセラピーの要となります。
キャリブレーションはただの観察よりはニュアンスとして、
「変化の測定」に近いものがあります。
相手を見て、なんとなく「悲しんでいる」と捉えた場合、
これは漠然とした直観に近いでしょう。
一方、同じ「悲しんでいる」と受け取った場合でも、
相手を観て「目線を伏せている」「前傾姿勢になっている」
「顔が少し青ざめている」等といった、
細かい非言語の変化に気づき、
変化として測定することがキャリブレーションのポイントです。
ざっくりと「悲しんでいる」という、答えにたどり着いてしまうと、
それを判断した要素(目線、姿勢)を見落としてしまう可能性があります。
結果、本当は「少し疲れている」状態を「悲しんでいる」と誤解して、
思い込みで相手と接してしまうこともありえます。
キャリブレーションでは「客観的にみる」ことが重要です。
相手の状況について、客観的な状態を読み解いていくことです。
たとえば「リラックスしている」はすでに判断や意味づけが
含まれるので、そう見える客観的な要素を紐解きましょう。
「椅子に深く腰掛けている」「足を投げ出している」
「呼吸をゆっくりしている」「ゆったり話している」
といった要素から「リラックス」という印象を
得ているのかもしれません。
こういった非言語の微細な情報を収集して、こちらが相手に対して
柔軟にコミュニケーションをとるヒントにすることが、
キャリブレーションで大切なことです。